山﨑武司が分析する「甲子園
100回大会で見たい2年生スラッガー」 (2ページ目)
投手としても最速148キロをマークする大阪桐蔭の根尾昂根尾昂(大阪桐蔭高2年/右投左打/右翼手)
藤原くんとともに、すごくいいバッティングをしますね。出色なのは手さばきの良さ。グリップに小指を掛ける打ち方は難しいのですが、彼はしっかり振りこなせている。さらに自分の体の幅のなかでバッティングしている点も見逃せません。体の前で泳いだり、体の後ろに差し込まれることが少ない。その上で大きなフォロースルーを取って強く振れますから、素晴らしい逸材です。現時点では体の反動を使って打っており、アクションがせわしなくなり、タイミングが合わない打席も目立ちます。でも、これから体に力がついてくれば、もっとゆったり柔らかくタイミングが取れるようになるはずです。
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