【自転車】TeamUKYOの窪木一茂、全日本選手権を制す! (5ページ目)
2位は畑中勇介。高く右手を掲げながら、窪木から5秒後にゴールした。
「こんなに悔しいうれしさは、めずらしいですよね。窪木がうちのチームのエースだったので、結果としてはうれしい。でも、2位はちょっと悔しいですね(笑)。窪木はこれから日本チャンピオンジャージを着て走るので、今後もチームとしてそれに恥じないレースをしていきたいと思います」(畑中)
土井雪広は、優勝を飾った窪木から25秒後方にいた。窪木の優勝を告げる大声の場内アナウンスが流れる中、土井は両手で小さくガッツポーズを作って22位でゴールラインを通過した。
(次回に続く)
著者プロフィール
片山右京 (かたやま・うきょう)
1963年5月29日生まれ、神奈川県相模原市出身。1983年にFJ1600シリーズでレースデビューを果たし、1985年には全日本F3にステップアップ。1991年に全日本F3000シリーズチャンピオンとなる。その実績が認められて1992年、ラルースチームから日本人3人目のF1レギュラードライバーとして参戦。1993年にはティレルに移籍し、1994年の開幕戦ブラジルGPで5位に入賞して初ポイントを獲得。F1では1997年まで活動し、その後、ル・マン24時間耐久レースなどに参戦。一方、登山は幼いころから勤しんでおり、F1引退後はライフワークとして活動。キリマンジャロなど世界の名だたる山を登頂している。自転車はロードレースの選手として参加し始め、現在は自身の運営する「TeamUKYO」でチーム監督を務めている。
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