【自転車】Ｊプロツアー首位のTeamUKYO。アジアでは何位？ (5ページ目)
お手本なんてヨーロッパにいくつもあって、そのためにやらなきゃいけないことも明確だから、あとは時間をかけてひとつひとつ乗り越えていけばいい。それを面倒くさがっちゃいけないだけなんです。
うちのチームのコアコンピタンス（競合他社に真似できない核となる能力）は、元Ｆ１ドライバーの片山右京がやっているということ。そこは誰にも真似できないし、壊すわけにもいかない。プロフェッショナリズムという意味でも、自分たちの目標に対する危機感が鮮明になれば、チームを指揮する我々やスタッフから若い選手に至るまで、互いにコンセンサスを取りながら目標に向かって一歩ずつ前進できる。そういうものだと思うんですよ」
（次回に続く）
著者プロフィール
片山右京 (かたやま・うきょう)
1963年５月29日生まれ、神奈川県相模原市出身。1983年にＦＪ1600シリーズでレースデビューを果たし、1985年には全日本Ｆ３にステップアップ。1991年に全日本Ｆ3000シリーズチャンピオンとなる。その実績が認められて1992年、ラルースチームから日本人３人目のＦ１レギュラードライバーとして参戦。1993年にはティレルに移籍し、1994年の開幕戦ブラジルＧＰで５位に入賞して初ポイントを獲得。Ｆ１では1997年まで活動し、その後、ル・マン24時間耐久レースなどに参戦。一方、登山は幼いころから勤しんでおり、Ｆ１引退後はライフワークとして活動。キリマンジャロなど世界の名だたる山を登頂している。自転車はロードレースの選手として参加し始め、現在は自身の運営する「TeamUKYO」でチーム監督を務めている。
5 / 5
