【自転車】Jプロツアー首位のTeamUKYO。アジアでは何位? (4ページ目)
このUCIアジアツアーの順位は、秋に行なわれる日本唯一の超級レース「ジャパンカップサイクルロードレース」の選考基準にも影響を及ぼす。
「4月末までは、ライバル勢とのUCIポイントもそんなに大きく差が開いていなかったから、うまくいけばツアー・オブ・ジャパンと熊野で逆転できるかもしれないと思っていたけど、逆に大きく引き離されてしまいました」
片山は、自分たちの苦戦を正直に認める一方で、ジャパンカップへの対応は万全を尽くしたい、とも話す。
「ジャパンカップに参戦するためには、アジアツアーで日本の上位5チームに入っていなければならない。今の状況を考えると、たぶん大丈夫だろうな……とは思うんですよ。けれども、チームを運営する立場でリスクマネジメントを考えると、『だろう運転』はしたくないじゃないですか。だから、選手たちの努力と実力がしっかりと成績に残るように、我々のマネジメント能力とスタッフたちの力をさらに上げていかなければならないと考えています。
シーズン中盤に向けてさらに奮起しなきゃいけないので、こりゃあ大変だなあとも思う反面、なにか矛盾して聞こえるかもしれないけど、すごくワクワクもしているんですよ。山は高ければ高いほど、大きな嵐が来て苦しくなればなるほど、むしろどんどん元気になってきて、『よし、腹をくくって乗り越えてやろう』という気持ちも強くなる。
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