【自転車】Jプロツアー首位のTeamUKYO。アジアでは何位? (2ページ目)
チーム部門でも、ランキングの状況は個人部門に類似している。首位のTeamUKYOは1万8298ポイント、2位のマトリックス・パワータグは1万4214ポイント、そして3位の宇都宮ブリッツェンが1万2538ポイントをそれぞれ獲得している。4000や6000というポイント差は、それ自体の数字を見れば大きく思えるが、1戦あたりで選手たちが獲得する点数を合計していけば、レース結果次第であっという間に縮まり、逆転されてしまう危うさを秘めている。
「自分たちを応援してくださるファンの方々や、サポートをしていただいている企業の方たちが日本を拠点としている以上、『ツール・ド・フランス』という究極の目標とは別に、このJプロツアーでTeamUKYOは勝ち続けなければいけない――と思っています」と、監督の片山右京はいう。
「個人部門では2013年と2014年を連覇しているので、今年もタイトルを守り切って3連覇を達成したいし、チーム部門は2013年に獲得したものの、昨年はランキング2位で終わったので、今年はそれも奪還して2年ぶりの個人とチームの両タイトルを制覇する。その目標を達成するためにも、現在のポイント差を守りながら、取りこぼしなく一歩一歩、目標に近づいていきたいですね」
5月のツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野は、自分たちが当初に期待していたよりも不本意な結果で終えただけに、Jプロツアーの両タイトル制覇は、TeamUKYOにとって絶対に譲ることのできない一線ではあるだろう。
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