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帰ってきたキャプテン長谷部誠は、
「残り2試合、1つ勝てばいい」と冷静 (3ページ目)

 日本代表のキャプテンとして、チームメイトから全幅の信頼を寄せられている長谷部選手は、実戦から離れていたこの5カ月間、次のオーストラリア代表との試合の戦い方もしっかり考えていました。

 現在のオーストラリア代表は、2015年のアジアカップ前後から世代交代が進み、海外リーグに所属する選手がさらに多くなっています。今年6月にロシアで行なわれたコンフェデレーションスカップを見て、オーストラリアの選手は体が大きく、フィジカルが強いのはもちろん、「きちんとボールをつなぐサッカーができている」と、長谷部選手は分析。守備を3バックにして、中盤のスピードのある選手が積極的にサイドを駆け上がるなど、バリエーションが豊かになった攻撃にも警戒をしています。その一方、相手FWの裏への動きの対応でDFラインの連係ミスがあるなど、オーストラリアの守備面の不安定さも指摘していました。

 実際、昨年10月アウェーのオーストラリア戦では、オーストラリアの最終ライン裏に抜け出した原口元気選手が先制点を奪っています。また、この試合、長谷部選手も何度も攻撃の起点になっていました。「ボールを奪ってから、相手DFライン裏へのパスを狙いたい」と長谷部選手は語っていましたが、その言葉どおり、31日の試合でも得点に直結する縦パスに期待しています!

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