佐藤水菜がパールカップ連覇でGⅠ開催7連勝 それでも「苦しい立場にいる」と語る女王の苦悩と次なる挑戦
世界女王の走りを見せて圧勝した佐藤水菜 photo by Photoraidこの記事に関連する写真を見る
佐藤水菜が完全優勝
「Queen of KEIRIN」
ガールズグランプリ優勝選手のみ着用が許される白の特別ユニフォームに記されたこの言葉のとおり、今開催の主役もやはりガールズケイリン界の女王だった。
6月16日から18日にかけて、大阪の岸和田競輪場で開催されたガールズケイリンのGⅠ「パールカップ」は、佐藤水菜(神奈川・114期)が3日連続1着の完全優勝を達成。これで2024年から続くGⅠ開催の連続記録を「7」へと伸ばした。
パールカップは所属地区によって東西に分かれて予選を戦う独特のルールに加え、ガールズケイリンのGⅠでは唯一の日中開催。屋外バンクならではの天候・気温との戦いもあり、毎年波乱含みの展開を見せていたが、今年は有力選手が堅実に駒を進めた。
直近の賞金ランキング上位7名のうち5選手が決勝に進出と、現在のガールズケイリン界におけるトップランナーがそろったが、その中心にいたのが佐藤だった。
この日も白の1番車、佐藤にだけ用意された「Queen of KEIRIN」と記されたウエアを着用 photo by Photoraidこの記事に関連する写真を見る 彼女はガールズケイリンでは初めて、4つのGⅠとガールズグランプリのすべてで優勝する「グランプリスラム」を達成。しかも2025年の1年間でそのすべてを制する「年間グランプリスラム」も成し遂げた。今開催前までGⅠは6連覇中で、東日本予選も貫禄を見せつけるレースを披露した。
自転車競技のナショナルチームとの二刀流で活動している佐藤は、パールカップ2日前まで行なわれていた全日本選手権トラックのケイリンとスプリントの2冠に輝いたばかり。通常であればコンディションを不安視されてもおかしくないが、これまでも過酷な天候やタイトな日程、波乱含みの予選といった"変数"を跳ね返してきたチャンピオンの存在感は、揺るぎないものとなっていた。
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