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『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』が高校野球史に残る伝説をキリトル! (2ページ目)

「なぜやったか、と聞かれれば、勝ちたかったから。松井君には恨みなどない。ただウチが勝ちたかったからです」

 明徳義塾リードの5回表、松井は2死無走者の場面でも敬遠され、そこで初めて「今日は勝負してくれない」と思ったという。「チームメイトも今日は松井なしで戦わなければならない」と思っていた。

 そこから松井は懸命に声を出し、チームメイトを励ます。なんとか同点に追いつきたい、試合に勝ちたい...。そんな熱い思いがこもった言葉の数々を読唇術が明らかにしていく。

 しかし、1点をリードされたまま迎えた9回表、最後の攻撃も簡単に2アウトに。3番打者が打ち取られれば、4番の松井に打席が回らずゲームセットとなるところだったが、意地の三塁打で松井につなぐ。

 が、やはり松井は敬遠。スタンドの応援団の反応、観戦していた松井の父の発言、松井が一塁へ歩いたあとの聖地・甲子園球場は、かつてない異様な雰囲気に包まれた。

 その時、松井は一塁ベース上で静かに目をつぶってあることを祈っていた。番組では読唇術や松井へのインタビューで当時の状況を振り返る。

 ゲームは5番打者が打ち取られて試合終了。松井の高校野球は幕を閉じる。

 のちに巨人では本塁打王になるなどチームの優勝に貢献。ニューヨークヤンキースではワールドシリーズ優勝に貢献し、MVPを獲得するなど、スーパースターとしての地位を築き上げた松井が、あの5打席連続敬遠を振り返った。

 一方、馬淵監督はその後の松井に対して抱いていた「ある思い」を語ってくれた。

 社会現象にもなった"あの一戦"から二十数年、新たなキリトリで"5打席連続敬遠"に秘められた真実が明らかに!

『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』は2016年7月30日(土)よる9:00~テレビ朝日系列で放送!
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