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B-BOY ISSIN がパリ五輪予選に向け「すべてをダンスに捧げる」覚悟 バトルで身につけた勝つための意識も明かす (2ページ目)

  • text by Sportiva

【年齢問わず楽しめるブレイキン】

――そもそもISSIN選手がブレイキンと出会ったのはいつごろのことですか。

 8歳くらいの時です。姉がヒップホップ・ジャズダンスをやっていて、楽しそうだなと思って僕も行ってみました。すごく楽しくて、ほかのダンスもしてみたいなと思っていたら、父がブレイクダンスの教室に連れて行ってくれました。人間離れしたダンスで、しかもカッコよくて、そこからどハマリした感じですね。

――そこには、ボディーカーニバルに入る前まで、ずっと通っていたんですか。

 中学生くらいまでは、その教室でレッスンを受けていました。ただ、練習場所がここだけということではなくて、いろんな場所を転々としていました。ワークショップに行ったりとか、有名なダンサーのところで練習したりとか、地元の先輩ダンサーに教えてもらったりとか、京都にあるボディーカーニバルの人たちにいろいろ教えてもらったりしていました。ボディーカーニバルに通い始めたのは、中学2年生くらいからですね。

――ボディーカーニバルにはどんな印象を持っていたんですか。

 ボディーカーニバル自体、すごくカッコいいと思っていました。(メンバーの)KAZUKI ROCKさんが中国地方の広島出身で、僕は岡山なので、同じ地方のつながりからコミュニケーションを取るようになりました。そこから教えてもらうようになったり、泊まりに行ったりもしていました。

――ブレイキンをやっているダンサーの人たちは、みなコミュニケーション能力が高い印象がありますが、それは感じますか。

 そうですね。今はU-15がありますけど、もともとはキッズも大人も混ざってバトルしていて、練習も一緒にしていました。ダンスのいいところはどんなに年齢が離れていても戦うことができるところです。だから年齢を問わず、 みんなよくコミュニケーションを取ります。

 日本だけじゃなくて海外にもそんな仲間はいます。英語がしゃべれなくても、バトルが終わったらみんな仲間みたいになっている。それもダンスの魅力ですね。

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