ゲイを公表するダンサーkeijiro。「普通じゃない」と言われ、笑われた過去からD.LEAGUEで活躍するまで (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 石川高央●撮影 photo by Ishikawa Takao

「『男だから』、『女だから』とか、今の自分でいうと『ゲイだから』のように、『〇〇だから』という考え方が、自分自身を苦しめてしまうと感じていました。同じように悩んでいる人がいたら、その考え方からは離れてほしいなと思います。

 それから自分がこれからどうしたらいいんだろうと悩んだ時には、身近な人に伝えたほうがいいと思います。僕は周りに『自信がない』とよく言うことがあるんですが、そうすると、背中を押してくれたり、自分にあったことを勧めてくれたりしてくれるので、自分の道を見つけやすくなるし、霧が晴れるんじゃないかと思います」

 同じような境遇で悩む人たちの心の霧が晴れるようにと、ダンスを通してその思いを表現するkeijiro。今、自分の生きる道を見つけ、D.LEAGUEの舞台で輝くkeijiroが、LGBTQ+の人たちにとって、ひとつのロールモデルとなるのではないだろうか。

【Profile】
keijiro(けいじろう)
2000年1月18日生まれ、京都府出身。6歳の時にダンスを始める。POP、HIP HOP、JAZZ、Style Hiphopなど様々なダンスを習い、独自のスタイルを確立。アーティストMVへの出演やコンテストで実績を積み、インストラクターやプレーヤーとして活動。D.LEAGUE、21-22SEASONからBenefit one MONOLIZにレギュラーダンサーとして加入した。
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