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AKB48・岡部麟が初めて語る『呪術廻戦』愛。「言える機会があったら爆発させようって」 (3ページ目)

  • 石塚隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

――五条との関係やバランスが絶妙ですよね。

「はい。だから今回の『劇場版 呪術廻戦 0』のテーマ曲であるKing Gnuさんの『一途』の歌詞とかすごく沁みちゃって。これって夏油さんと五条先生に寄せたのか、それとも乙骨憂太くんと里香ちゃんに寄せているのか、どっちとも取れるのがいいんですよね」

――女性のキャラクターでいいなと思える存在は?

「禪院真希(ぜんいん・まき)ちゃんもいいんですけど、やっぱり(家入)硝子さんかなあ。夏油さんと五条先生と青春時代を一緒に過ごしたという意味ですごくうらやましいなって。性格も女々しくないというかサバサバしていて弱い感じがしない。つまり嫉妬をしなくて済むというか(笑)」

――なるほど。岡部さんの夏油への想いが伝わってきますね。

「はい。ルックスも考え方も、もうすべてが好きだということですね(笑)」

――作中、好きなシーンはありますか?

「よく読み返しちゃうのは、夏油さんを慕っていた菜々子ちゃんと美々子ちゃんが両面宿儺に......」

――衝撃的なシーンでしたね。

「一瞬すぎて、エッ、て! あのふたりがいたからこそ夏油さんは呪詛師側に来たわけじゃないですか。雲の上から夏油さんはどんな気持ちで見ているのかと思うと切なくなっちゃって......。すべてを一瞬で終わらせてしまうのは悲しいですよね。展開が急すぎて、今でも2~3ページ戻って何回も読み返しちゃいますからね」

――そこも"死生観"含めて『呪術廻戦』らしいというか。

「こういうことですよね。ひどいけど、面白い。でも悔しい、みたいな」

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