AKB48・岡部麟が初めて語る『呪術廻戦』愛。「言える機会があったら爆発させようって」 (2ページ目)

  • 石塚隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

――『呪術廻戦』の魅力は何でしょうか?

「アニメに関しては、すごく映像がキレイでBGMの音のハマり方とかカッコいいなって。サウンドトラックも買って、移動中はいつも聴いています。あとは作品全体に漂う"死生観"というのか、作品をスリリングにするために愛されているキャラクターが次々と倒れていくところとか、大変なんですけど、そこにすごくリアリティを感じるんです。不思議な世界だけど、ちゃんと現実とリンクしているというか、状況が身近に感じられて、そこが面白いんですよね。描かれている街並みとかも現実社会と一緒ですし」

――なるほど。では好きなキャラクターは?

「夏油 傑(げとう・すぐる)さん!(即答)」

――じゃあ以前の夏油が登場する『劇場版 呪術廻戦 0』は楽しみですね。

「そうなんですよ! めちゃくちゃ楽しみですし、ゴリッゴリに戦っている夏油さんを見られるので、予告編だけでもすごくニヤニヤしちゃって(笑)」

――夏油の魅力は?

「五条 悟先生と同じく元々は呪術師なんですけど、どんどん思考がすれ違っていく様子とかが何とも言えずいいんですよね。初めは夏油さんのほうが呪術師としての正義感や使命感が強かったのに、それがどんどんダークサイドに入っていく、その切なさというか......。『そっちに行かないで!』って思ってしまうんです」

――そして自分の選んだ道を進む。

「私個人の感覚だと、五条先生よりも人間味があるというか、呪詛師に落ちても自分を言い聞かせているっていうんですかね。『サルは嫌いだ』と言いつつも、まだ以前の夏油さんが残っているようで、もしかしたらいつか戻るのかもしれないと思うと恋心が(笑)」

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