櫻坂46菅井友香が「ゴリゴリマッチョだった」馬術選手時代。「今でも思い出すと悲しい」出来事で大切なことを学んだ (3ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

ーーふだんからのつき合い方が馬との距離を縮めるための大きな要素なのですね。では、騎乗者が乗馬するために必要なことは? トレーニングをしましたか? 

菅井
 体幹トレーニングはしっかりしていました。馬術は見た目以上に全身の筋肉を使うので、きれいな姿勢を保つには体幹の強さが必要なんです。実際に私も毎日、馬に10分乗るだけでもかなりの筋肉痛に襲われていました。「乗馬=筋トレ」みたいな感じでしたね。 

 それもあって、腕はパンパン、筋肉ムキムキで、学生時代からゴリゴリマッチョでしたよ! 高校の時はクラスで腕相撲1位でしたし(笑)。なので、筋肉を落とさないようにたくさんご飯を食べることは心がけていました。 

ーー馬場馬術を見ていると、騎乗者は派手な動きはいっさいしていないように思えます。 

菅井 上手な選手ほど、何もしていないように見えるぐらい優雅に乗ります。馬場馬術は馬の動きの美しさと正確さを競う種目で、騎乗者がいかに最小限の動作・指示で馬に伝えたいことを伝えられるか。そこが勝負のカギとなるんです。どうしても足がプラプラ動いてしまったり、オーバーな動きで指示を出してしまうと、すぐに審査員に見つかり減点の対象となってしまうので。 

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