ファン大注目・ルーキーシリーズ開催 優勝候補ふたりが語る卒記レース後の大反響「LINE、100件」「親が繰り返し再生」

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卒業記念レースを制した森田一郎(左)と仲澤春香 写真:(公財)JKA卒業記念レースを制した森田一郎(左)と仲澤春香 写真:(公財)JKA

全4開催のルーキーシリーズ

 大きな可能性を秘めた新人選手たちの初陣がスタートする。それが多くの競輪ファンが注目する「ルーキーシリーズ」だ。

 3月に日本競輪選手養成所を卒業したばかりの選手たちで争われるルーキーシリーズは、それぞれの走りの特徴や将来性を知る絶好の機会。選手たちにとっても、自分の走りをアピールし、ファンに自らの名を知ってもらう最高の舞台だ。

 ルーキーシリーズは全4開催が行なわれ、日程・場所は以下のとおり。

5月3日(金)〜5月5日(日・祝)富山競輪場
5月10日(金)〜5月12日(日)平塚競輪場(ナイター開催)
5月24日(金)〜5月26日(日)函館競輪場(ナイター開催)
5月31日(金)〜6月2日(日)松山競輪場(ナイター開催)

 ここではこのルーキーシリーズで最も輝きを放つであろうふたりをピックアップ。ともに卒業記念レース(卒記レース)を制した、男子の森田一郎(125期/埼玉)、女子の仲澤春香(126期/福井)にルーキーシリーズへの意気込みを聞いた。

森田一郎
ナショナルチームで成長実感

ナショナルチームのBチームで練習を積む森田 photo by Kishiku ToraoナショナルチームのBチームで練習を積む森田 photo by Kishiku Torao――3月上旬に行なわれた卒業記念レースで見事優勝を果たしました。今振り返ってみて、この優勝の意味を教えてください。

 卒業記念レースは、養成所を卒業したらもう出場できない舞台なので、そこで結果を残せたことはすごく達成感があります。開催地の競輪場だけでなく、地元の大宮の人、競輪選手も含めて「おめでとう」という言葉や、「これから頑張って」という励ましの言葉をいただきました。今後の行動やレースにすごく責任感が生まれたなと思っています。

――卒業後はどんな生活をしてきましたか。

 3月8日の卒業後、2週間くらい、師匠の山信田学さんのところで練習させてもらいました。4月1日からは伊豆のナショナルチームで練習をさせていただいています。

――山信田選手のもとでは、どんなところに重点を置いて練習をしていたんですか。

 本デビューに向けてまだまだ脚力が足りないと思いますので、ひたすら長い距離を走っていました。あとは回転が落ちないような練習もしていました。

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