出場も確約。マインツ監督が語る武藤嘉紀と岡崎慎司の違い

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 マインツがホームにセリエAラツィオを迎えた練習試合。武藤嘉紀は「かなり良かったんじゃないかと思う」と振り返った(結果は3-0)。

ラツィオ戦に先発、先制点をアシストした武藤嘉紀(マインツ)ラツィオ戦に先発、先制点をアシストした武藤嘉紀(マインツ) 先週まで行なわれていたフランス・エビアンでの合宿では、まだまだ固い表情を見せ、口調も厳しかった武藤だが、この日はプレイに納得したこともあるのだろう、自然な表情で滑らかに話した。「シュミット監督が武藤のコンディションを褒めていたが」と伝えられると、「ご飯ですかね。これだけ練習をやっていたらかなり体重も減る。奥さんがしっかり食事を作ってくれているので、それには感謝したいなと思います」と、自らのプライベートにまで踏み込んで、理由を説明した。リラックスした笑顔に充実感が浮かぶ。

 マインツはここまでの練習試合で主に4-4-2のシステムを採用している。武藤は先発組で、右MFに入るか、2トップのひとりとしてプレイしている。この日のラツィオ戦では先制点をアシスト。左サイドに流れるとドリブルで上がり、ゴールライン際までえぐってGKと1対1に持ち込みながらもマイナスのパスを選択した。中央に走り込んだマリがこれを決めた。

 武藤はこのシーンをこう語っている。

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