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馬淵優佳が超保守的な自分に後悔 「これでいいや」を払拭し「ちゃんと攻めた」過去を明かす (2ページ目)

  • text by Sportiva

【過去の自分に後悔】

――ご自身の教育方針はありますか。

 私もその両親の影響を受けていて、何か得意なことを見つけてほしいし、いっぱい挑戦してほしいなと思っています。今は習い事で水泳、体操、英語をやっていて、これらを楽しんでやっていますが、そこから好きなものを見つけて、極めてくれたらうれしいですね。

 ただそうはいっても、なかなか難しいと思うんですよ。子育てって本当に難しくて、子育ての理想はあるんですけど、理想に向けてどうやって教育をしていくのか。好きなものを見つけてほしいという気持ちはあるんですが、好きなことを見つけるために、自分が何をするべきなのか、どういう環境を与えるべきなのかというのが難しいです。

 言うのは簡単なんですけど、子供が興味がありそうだなと思ったことに対して、掘り下げて経験させるかどうかは、親次第だと思うんですよ。子供の性格を考えてアンテナを張って、興味を持ったことに対してより深くやらせてみる。それはもう親の力量ですよね。

――子供が言うことを聞いてくれないというような悩みもあるんでしょうか。

 言うことは素直に聞いてくれるので、逆に心配になりますね。いい子すぎて子育てはすごく楽なんですが、ハングリー精神というか、もう少し自分を主張してもいいのかなと思います。心が優しくて、周りの様子を伺ったりしているけど、そういった面も娘の長所のひとつだと思います。

――自分に似ているのでしょうか。

 自分に似てます(笑) なかなか親に自分の意見を言えなかったですし。

――馬淵さん自身はどんな選手だったんでしょうか。

 えー、どうだったかな。飛込選手としてはすごく攻めない、めちゃくちゃ保守的な選手でした。石橋を叩いて叩いてちょっと揺れたらやめちゃうタイプでしたね。自分の持ち味はノースプラッシュだったんですが、そのノースプラッシュを見せなければ点数が伸びないと思ったので、攻める技をしていませんでした。いかに自分の持ち味のノースプラッシュを見せられるかに重点をおいて技を飛んでいたので、周りの選手よりは難易度は落ちていました。

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