2017.08.01

泳ぎは大健闘も…。「世界の大砲2発」
に沈んだ日本のメドレーリレー

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Fujita Takao

 ハンガリーのブダペストで行なわれた世界水泳の最終日も、メダルが期待される男女の400m個人メドレーと、男子50m背泳ぎなど、競技が続いた。だが、午前の予選はその期待に暗雲が立ち込める結果となった。

得意の400m個人メドレーで4位という結果に悔しさを滲ませた大橋悠依 最初に行なわれたのは、大会2日目の200m個人メドレーで銀メダルを獲得した大橋悠依(東洋大)と、清水咲子(ミキハウス)が出場する女子400m個人メドレーだった。この種目の優勝候補は、2013年と15年の世界選手権に続いて、16年リオデジャネイロ五輪でも個人メドレー2冠を獲得し、両種目の世界記録保持者でもある地元ハンガリーのカティンカ・ホッスー(ハンガリー)。

 そんな女王に、今季世界ランキング1位の4分31秒42のタイムを持って挑む大橋が優位に立てる要素があるとすれば、ホッスーは、準決勝を棄権した100m背泳ぎを含めて5種目13レースを泳いで疲れていることだ。対して大橋は、200m個人メドレーの3レースだけで中5日開いている状況。そこにつけ入る隙があるかもしれないと思われた。

 午前9時30分から始まった女子400m個人メドレー予選。第2組で出場した大橋は200m個人メドレーの予選、準決勝と同様に、穏やかな表情だった。