2017.07.30

池江璃花子、世界水泳でメダルゼロ。
どこまでタフになれるか

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Fujita Takao

 17歳、池江璃花子(ルネサンス亀戸)の世界水泳が終わった。個人戦4種目、リレー3種目で、予選からを合わせると13レースに出場し、本来の力を発揮できずに、メダルなしという結果に終わった。

強くなったからこそ感じたプレッシャーと、どう戦うかが課題となる池江璃花子 しかし、大会競技開始前日には、明るい表情でこんな風に状態を話していた。

「ブダペストに入ってからは気持ちも調子も上がってきています。今思うと何で不安だったのかわからないくらいなんです」

 池江にとって最もメダルに近い女子100mバタフライは、競泳初日の最初の種目。その予選では、「前半からいった」と、57秒45で全体4位通過を果たした。

 見る限り、リラックスした余裕のある大きな泳ぎだった。

「隣を見ながら泳ぐ癖があるので、4レーンのケイシー(・ウォレル/アメリカ)が出ているのを見て、ちょっと焦って体が固まってしまった」と説明するが、前半の折り返しは4番手ながら、終盤に追い込んで順位を上げるとウォレルに次ぐ2位でゴール。レース後は「リオ五輪も予選は前半を突っ込んで泳いで、準決勝は前半を抑えて後半で勝負し、決勝は両方合わせるようにしたので……。今回もそういう形にしたいと思っています」と話した。