【大学駅伝】早稲田大ルーキーズは「令和の三羽烏」から「カルテット」へ 二冠を狙う全日本大学駅伝で何を見せてくれるのか? (3ページ目)
【入学直後からビッグレースが続く増子】
"令和の三羽烏"のうち、ただひとり、増子は出雲の出走メンバーから外れた。
「増子も非常に調子がよかった。たぶんチームのなかでは3、4番目ぐらいだったと思います」と花田監督が言うように、決してトラブルがあったわけではなかった。とはいえ、シーズン前半戦は、毎月のようにビッグレースが続いた。
4月=金栗記念(5000m全体9位(日本人3位)、13分22秒87=U20日本記録(当時)
5月=ゴールデンゲームズ in のべおか(5000m全体11位(日本人4位)、13分20秒35=U20日本記録)とU20アジア選手権(3000m銅メダル)
6月=日本選手権(5000m7位入賞、13分27秒08)
8月=U20世界選手権(棄権)
9月=世界ロードランニング選手権(5km40位、13分50秒)
アメリカ・オレゴンで開催されたU20世界選手権は、直前に体調を崩し出場を見送ったものの、それまでハイパフォーマンスを連発してきた。
世界ロードランニング選手権は、夏合宿明けで決して状態がよかったわけではなかったが、5kmを13分台でまとめている。どんな状態でも試合で力を発揮できる選手だけに、指揮官としても出雲で起用したいという思いもやまやまだっただろう。結局は、9月27日のThe Road of WASEDA(ロード5km)で好走した吉倉と新妻を起用し、増子の出場は回避させた。
「増子はずっと連戦で気持ち的にちょっと疲れている感じもしたので、今回は大事をとって休ませられればと思いました」
花田監督いわく、増子は"スーパーリザーブ"として走れる準備はしていた。実際、大会前に山口竣平(3年)が体調を崩したこともあり、代わりに5区に起用するプランもあった。
早大は少数精鋭部隊で主力のケガは致命傷になりかねない。それだけに、全日本大学駅伝や箱根駅伝を見据えた時に、増子を温存できたことはかなりのプラス要素と見ることができるだろう。
全日本で起用されれば、出雲の分も爆発的な走りを見せてくれるに違いない。
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