【プロレス】タイガー・ジェット・シンが振り返る"三大事件"「俺にとってはアントニオ猪木がイチバン」
【伊勢丹で猪木夫婦を"襲撃"した理由】
昭和の新日本プロレスでアントニオ猪木さんと壮絶な闘いを繰り広げ、トップ外国人レスラーとなった"インドの狂虎"タイガー・ジェット・シン(82歳)が14年ぶりに来日。シンがFMWに参戦していた時代から交流のあるゼロワン工藤めぐみGMの「工藤めぐみ40周年記念大会~邪道姫伝説~」(10月17日、代々木第二体育館)に、息子のタイガー・アリ・シンと共に特別ゲストとして招かれた。
10月15日から19日までの滞在のなかで、2022年10月1日に79歳で亡くなった"宿敵"猪木さんが眠る横浜市鶴見区の総持寺を訪れた。そして17日の大会当日には、藤波辰爾&船木誠勝vs越中詩郎&長井満也のタッグマッチで特別立会人を務めたが、入場時に花道から客席へ乱入し、振り回したサーベルが男性観客の頭部に当たって流血させるトラブルを起こした(男性は軽傷で済んだと報じられた)。
久々の来日で、リング内外で強烈なインパクトを刻み込んだシンが滞在中にインタビューに応じた。猪木さんとの「新宿伊勢丹前襲撃事件」や「腕折り事件」、さらには1981年7月の「新日本プロレスから全日本プロレスへの移籍」と、自身にまつわる"三大事件"の謎に答えてくれた。
猪木さんと激闘を繰り広げたシン photo by 東京スポーツ/アフロこの記事に関連する写真を見る
1965年にプロレスデビューを果たしたシンは、1973年5月4日に川崎市体育館での試合に乱入し、新日本に初参戦。そこから猪木さんとの遺恨闘争が始まったが、1973年11月5日、当時の妻で俳優の倍賞美津子さんと新宿伊勢丹で買い物を終えた猪木さんを、店の前で襲撃する事件を起こした。
現在も「新宿伊勢丹前襲撃事件」と語り継がれるこの事件には、襲撃した現場に「プロレスマスコミがいた」との噂もあるが、実際にマスコミ不在で、後日に東京スポーツが猪木さんが頭部を負傷したことを報じて知られることになった。なぜシンは伊勢丹前で猪木さんを襲ったのか。
当時、新日本の外国人レスラーの定宿は西新宿の京王プラザホテル。伊勢丹はそこから徒歩圏内にある百貨店だった。
「妻のために何か買おうと伊勢丹に行き、買い物を終えて外に出ると猪木と倍賞さんがいたんだ。この時、倍賞さんはタバコを吸っていて、こちらに気づくと、近づいてきて『いいですね』と俺のターバンを触った。
宗教的に、女性がタバコを吸うこと、ターバンを触ることは禁忌なんだ。それなのに、倍賞さんがターバンを触ってきたから怒ったんだ。おそらく彼女は宗教的なことがわかっていなかったんだと思う。しかし、そうであってもターバンは絶対に触ってはいけない。トラブルになって、猪木を殴ったんだ」
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