【月報・青学陸上部】山の神からの伝言。
「4連覇へ向け、食事の改善を」 (2ページ目)
クライマックスは秋山雄飛ら4年生の"恋ダンス"だった。
4年生の有志で「何か踊ろう」と考えていたそうで、昨年末、爆発的な人気を博したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のエンディング"恋ダンス"を練習していたという。「Perfumeじゃないのか」という鋭い突っ込みもあったらしいが、完璧なパフォーマンスで"湘南の神"は4年間を締めた。
あれから久しぶりに顔を合わせた前キャプテンと前マネージャー。
神野たち「最強世代」からバトンを渡された安藤と小関の代は終わってみれば、3冠3連覇という、どの世代も成し得なかった快挙を達成した。
まずは偉業を達成した今だから言えることを聞いた。
安藤悠哉(以下安藤) うーん、僕は今回の箱根、マジで負けると思っていました。大会直前にケガ人や病人が結構出て、冷静にうちの状態と早稲田を比べた時、「これは勝てないなぁ」って思ったんです。しかも、かなり競った状態で僕のところ(10区)に来て、競り合ったら負けるな。自分が連覇を途切れさせてしまうキャプテンになるみたいなイメージをしていました。
小関一輝(以下小関) メンタル弱いなぁ(苦笑)。
安藤 (笑)。実際に勝てると思ったのは往路が終わった時です。
小関 安藤は大会前、自分で勝手に追い込んでメンタル的に不安になってしまう。出雲の時はいい走りをしたけど、全日本の時は緊張してうまくいかなかった。その悪いイメージを箱根でも引きずってしまったのかなって思います。
安藤 そうかも。
小関 箱根前、メンタル面について中野さんに相談したんです。
安藤 えぇ?? そうなの。初めて聞いた。
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