箱根駅伝・全チームの戦力分析【シード校編】。青学を倒すのはどこだ? (6ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

3000m障害でリオ五輪にも出場した塩尻和也3000m障害でリオ五輪にも出場した塩尻和也順天堂大学

五輪ランナー・塩尻の快走で上位争いを!

 今季から長門俊介駅伝監督が就任。6月の全日本大学駅伝選考会は落選したが、出雲では3000m障害でリオ五輪に出場したエース・塩尻和也(2年)が3区で快走し、7位に入っている。箱根では2区塩尻に注目だ。前回は2区を区間5位と好走。今回はスピードとスタミナがアップしており、さらなる快走が期待できるだろう。

 ほかにも、聞谷賢人(4年)と栃木渡(3年)が1万mで28分台に突入して、前回エントリー漏れした1万m28分台の花澤賢人(3年)も調子を上げている。箱根経験者の西澤卓弥(4年)、作田直也(4年)、森湧暉(4年)は充実しており、野田一輝(1年)ら新戦力も台頭。「山登り」にも自信があるようで、総合力が噛み合えば上位が見えてくる。

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