箱根駅伝・全チームの戦力分析【シード校編】。青学を倒すのはどこだ?
毎年、数々のドラマが感動と興奮を呼ぶ箱根駅伝。前回10位までに入りシード権を獲得した大学の中から、ダントツの優勝候補である王者・青学大を脅かすチームは現れるのか。注目選手と共に、各大学の戦力をチェックしていこう。
※紹介は前回大会の総合結果順
今や学生長距離界のエースとなった一色恭志青山学院大学
「3連覇」&「3冠」を目指す学生駅伝界のキング
箱根駅伝2連覇中で、今季もすでに出雲と全日本を制し、学生三大駅伝3冠を狙う青学大。エントリー上位10人の1万m平均タイムは28分41秒54と、2位以下に14秒以上の大差をつけており、その戦力はダントツだ。全日本の最終区で49秒差を逆転した絶対エース・一色恭志(4年)が2区に入る予定で、全日本2区で7人抜きを見せた田村和希(3年)、絶好調の鈴木塁人(1年)も往路の候補に挙がっている。
「山の神」こと神野大地が卒業した5区は唯一ともいうべき不安材料だが、4区と5区がそれぞれ2.4km延長・短縮したことで、チームとしては戦いやすくなった。6区に、前回区間2位の小野田勇次(2年)が控えているのも強み。高い総合力で、「3連覇」&「3冠」に向かって突っ走る準備はできている。
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