山縣、桐生、サニブラウン...。男子4×100mリレー代表争いが大激戦 (5ページ目)
また高瀬も膝の故障から、まだ試合はキャンセルして練習を積んでいる状態だが、藤光とともに派遣設定を突破しているために、日本選手権で8位以内に入れば代表選考でも優位に立てる。ベテランのふたりはこの特権を活用し、ともに個人種目で狙う200mでの決勝進出を狙う五輪本番に照準を合わせていこうとしている状況だ。
そんな6選手に加え、水戸招待ではこれまで無名だった大学2年の竹田一平(中央大)が10秒27で優勝。予選では向かい風2.1mで10秒29を出し、参加標準の10秒16突破の可能性を持つダークホースとして飛び出してきている。
他にも昨年の世界選手権4×100mリレーメンバーの長田拓也や大瀬戸一馬(ともに法政大)、谷口耕太郎(中央大)のほか、織田記念2位のケンブリッジ飛鳥(日本大)も今年は力をつけてきている状況。五輪代表は100m、200mともに最大で3名ずつ選出される可能性があり、リレーの本番ではその中から4名が走る。この狭き門を争う6月24日から始まる日本選手権を占う上でも、今後の各選手の勝負や記録からは目を離せない。
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