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ウィルチェアーラグビー三阪洋行「現在ラグビーの猛勉強中です」 (3ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 浅原満明/X-1、五十嵐和博●写真photo by Asahara Mitsuaki/X-1、Igarashi Kazuhiro

伊藤 厳しく入りましたね。

三阪 年上とか関係なしに言いました。それが功を奏したのか、徐々にチームの雰囲気が良くなったり、結果として勝利できたりと、目に見えて変化したことで、すごく楽しくなりました。あとは、コーチとして試合を見ていると、思ったよりゲームを見ることができたんです。そこで、指示が出せたっていうのも自信につながりました。

伊藤 その後、アシスタントコーチをされるようになったと。

三阪 そうですね。続けて仁川(韓国)のアジアパラでアシスタントコーチを担当しました。コーチ業が楽しくなってきていたのと、東京にパラリンピックが来ることを考えていたら、自分もその場にいたいなっていう思いが芽生えて、今に至っています。

伊藤 そうだったんですね。以前お会いしたときに、「コーチのことを必死で勉強してます」っておっしゃっていましたよね。

三阪 はい。やるからにはやっぱり責任を持ってやりたいっていうのと、中途半端にはできないので。例えば、リオパラでアシスタントコーチとして入ったとしても、時間はそんなにないので、一個でも多くのことを学んで、メダルを取るためにできることをしたいと思っています。今だから思うのは、選手側の視点でコーチの大変さを見てきたからこそ、どこかで踏み切れなかったのかもしれません。

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