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ウィルチェアーラグビー三阪洋行「現在ラグビーの猛勉強中です」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 浅原満明/X-1、五十嵐和博●写真photo by Asahara Mitsuaki/X-1、Igarashi Kazuhiro

伊藤 それが変わったのは何かきっかけがあったからですか?

三阪 元々、少しだけ関わっていた若手のコーチングがきっかけで、徐々にそういった気持ちになったと思います。若手選手は変化が目に見えてわかるので、楽しかったんですよね。それから徐々に人に教える楽しさや、教えたことで人が変わるっていう楽しみを見出していきました。そんなときに2014年のジャパンパラ()でコーチをやってみないかと声をかけてもらったのが大きなきっかけです。
※日本障がい者スポーツ協会と競技団体が主催となって行なう、国内最高峰の大会

伊藤 去年、カナダと試合をしたときですね。

三阪 そうです。カナダチームのみを招聘して、日本とカナダが2チームずつ出す形になったんです。AとBに分けて、トップチームのAを、今の荻野晃一ヘッドコーチがされて、僕は育成の選手と、代表では出場機会が少ない選手を中心に集めたメンバーで組んだBのコーチを務めました。そのお話をいただいたときに、それまで育成に多少関わってきたこともあって、何かできるはずと思い引き受けました。

伊藤 引き受けて、何をしようと思いましたか?

三阪 やっぱりやるからには責任を持ってやりたいと思って、いろんなことを準備したんです。選手の特徴を見て、この組み合わせでやったらどうなるかなとか、ここと対戦した時はこんなことしようとか、いろいろ考えてるのがすごく楽しくて。また、選手たちのモチベーションをあげるためには、最初のプレゼンテーションがすごく大事だと思ったんです。最初に集合した時に、ダラダラ集まってきたやつらにまずは一喝して、「中途半端にやるつもりやったら出てもらわなくていいと思ってます」って言いました。

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