3強の壁を破ってメダルを。ウィルチェアーラグビーの挑戦 (5ページ目)
大会初日には、500人の子どもたちが来場する予定といい、観客は迫力ある世界のプレーを堪能することだろう。毎回このような地道な活動が継続され、競技やアスリートの魅力が広く伝わり、これまでほぼ関係者しかいなかった会場が、にぎやかになれば、選手のモチベーションにもつながるはずだ。
JPCでは競技紹介の冊子を配布したり、試合の実況を用意したりするなどの観客サービスも初めて行なう。また競技用車椅子に実際に乗ることができる体験会も実施される予定だ。ぜひこの機会にウィルチェアーラグビーの魅力に触れてみてほしい。
そして、実は千葉ポートアリーナでは、ウィルチェアーラグビーの2016年リオパラリンピック出場権をかけたアジア・オセアニア選手権が、10月29日~11月1日の日程で行なわれる。車椅子バスケットボール男女、ブラインドサッカーのリオ予選も日本で開催される予定だ。日本がホームの利を最大限に生かしてリオ切符を掴むためにも、声援が必要なのは間違いない。
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