東京パラリンピック22競技を覚えよう!その1
盛りあげよう!東京パラリンピック2020(24)
2020年の東京パラリンピックで実施される22競技が今年の1月に決まった。陸上、アーチェリー、ボッチャ、馬術、ゴールボール、パワーリフティング、ボート、射撃、シッティングバレーボール、競泳、卓球、トライアスロン、車椅子バスケットボール、ウィルチェアラグビー(車いすラグビー)、車いすテニス、カヌー、自転車、視覚障がい者5人制サッカー、柔道、車いすフェンシングのほか、東京大会が初の実施となるバドミントンとテコンドーが入った。
来年に控えたリオパラリンピックで、さらにその先の東京パラリンピックでは、目の前で観戦することになるかもしれない競技の見どころ、活躍している選手などを、競技の一瞬を切り取った写真とともに紹介していく。まずは "陸上競技"から。陸上と言ってもオリンピックと同じく種目が多く、さらに障がいのクラス分けを行なうため細分化(※)されている。その中から5種目を紹介する。
※ロンドンパラリンピックでは短距離100mで切断、車椅子、脳性まひ・知的障がい、視覚障がいクラスが実施され、金メダルは15個だった。
陸上・トラック競技/切断クラス
普段の生活で使用する義足とは違い、走る、跳ぶなどの動きに対応した形になっている。カーボン製で底にはスパイクと同じようにピンが取り付けられている。写真の山本篤選手(5番/33歳/スズキ浜松AC)は、片大腿切断(T42クラス)で、短距離、走り幅跳びを中心に活躍中。走り幅跳びでは、2008年北京パラリンピックで銀メダルを獲得し、陸上競技において義足の選手として、初めて日本にパラリンピックのメダルをもたらした選手である。/撮影:2014仁川アジアパラ大会
1 / 3