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【ミラノ五輪】高梨沙羅「ひとつピリオドを打てた」重圧から解放されて心が軽くなった仲間からの言葉があった (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Toshimi Oriyama

【迷いながらも4年間で成長したこと】

 昨季はW杯開始から13シーズン続けていた表彰台記録が途絶え、W杯総合も初めてトップ10を外す12位。要因のひとつとして、昨季から採点基準が少し変更され、高梨が苦手とする着地のテレマークについて、入らない場合はそれまでの最大2点の減点から3点減点に拡大された影響もあった。

「昔は距離を飛べていたからテレマーク着地を誰も教えてくれなかったし、入れなくてはいけないものなのかも知らなかった」

 こう苦笑する高梨は昨シーズン、自身についてこう話していた。

「長く競技をしているなかで、ずっと同じではいられないと思うんです。いろいろな道具の変化やルールの変化があるなかで、(迷うことは)必要な経験だったのかなとも思うし、もう一度考え直さなきゃいけない時期でもあるのかなと思いながら過ごしました。

 第三者目線で自分を見てしまっていた部分はあるかもしれない。良くも悪くも悲観して見ている自分がいるかな、とは思います。傍から見ているからこそ読み取れる情報もあれば、だからこそ入り込めない自分もいたりします」

 そんな迷いのなかでも今季、着地の改善に努めていたテレマークが徐々に評価され、昨季は15~16点台(満点20点)だった飛型点も16.5~17.5点を出せるようになってきた。

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