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角田夏実、引退や結婚・出産に揺れる胸の内 80歳現役を目指す石井寛子は競技への思いや恋愛事情を明かす (3ページ目)

  • text by Sportiva

【普及か、五輪か】

角田 石井さんは、結婚は考えるんですか。

石井 今、この生活をしていて、誰かが入る隙がまったくないんです。この生活は楽しいから今は興味がなくて、恋愛している暇がない。角田さんはずっと結婚願望があるんですよね。

角田 はい。子どもを産むことを考えるとリミットがあるのかなと思っています。

石井 今は40代の女性でも産んでいる方が多いので、私は全然まだ大丈夫だと思っています。40代で産んでいる方はお友達でいらっしゃいますか。

角田 いないですね。みんな30代半ばくらいで産んでいます。柔道はみんな引退が早いんですよね。

――以前、柔道のオリンピックメダリストで今は主に指導する側にまわっている方に話を聞いたとき、「引退はしていないです」と答える方がいました。

角田 そうなんですよ。この間、井上康生さん(シドニー五輪金メダリスト、柔道日本代表前監督)に話を聞いたら、「柔道家に引退はない」と言っていました。

石井 面白い!

角田 だからは私もそれでいいのかなと思って。柔道家に引退はないんだから、なんで私は引退にこんなに悩んでいるんだろうと(笑)。私も第一線を下りるか下りないかで悩んでいるんですよね。普及側に回るか、このままロス(ロサンゼルスオリンピック)を目指して柔道だけを考えていくのか。そう考えるとどっちがいいのかなと思っちゃいます。

石井 でもロス(ロサンゼルスオリンピック)に行ったとしても、まだ若いと思いますよ。そのときは36歳ですよね。まだ悩まなくていい気がします。

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