本田望結が語る主演映画『カーリングの神様』の見どころ「選手のみなさんにこそ、ご覧になってほしい」 (3ページ目)
――チームスポーツのなかでも、特に4選手の連携が重要なカーリングですが、本田さんはチームの司令塔である清水香澄役を演じました。
「彼女のポジションはスキップで、一応チームのリーダー的な立場ではあるのですが、あまりリーダー感を出したくなかったんです。誰かに引っ張ってもらう場面もありますし、ほかのチームメイトの意見にも耳を傾ける役割もありました。どこでも輝ける女の子にしたかったので、"リーダー感"はあまり出さないように、というのはすごく意識していました」
――確かに自らが先頭に立って「私がチームを強くする!」というよりも、チームメイトをケアしたり、相手チームの選手に声をかけたり、バランサー的な存在でした。本田さんご自身と、今回のキャラクターと似ている感じだったのでしょうか。
「どうなんでしょう......。私の場合はどちらかと言うと、スポーツの会場に入ると、勝ちたい気持ちや引っ張っていきたい気持ちが強くて、どうしてもリーダー感が出てしまうかもしれません。だから今回は、自分に毎回『落ち着こう、落ち着こう』と言い聞かせて、強い感情を抑えることを意識していました」
――カーリングの試合ではスキップがあらゆる情報を集め、二手、三手先を読んで作戦を決定します。本田さんが実際にカーリングの選手として試合をするとしたら、そのポジションが合っていると思いますか。
「スキップとして何カ月か過ごしてきたので、スキップの役割を知ることはできました。ただ、自分が香澄のようにプレーできるかどうかは、ちょっとわからないです」
(つづく)◆本田望結が明かす、主演映画『カーリングの神様』の舞台裏>>
本田望結(ほんだ・みゆ)
2004年6月1日生まれ。京都府出身。3歳から芸能活動を始め、ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ)への出演が話題になり、その後、数多くの映画、ドラマに出演。近年の出演作はドラマ『らんまん』(NHK)、映画『きさらぎ駅』、『それいけ!ゲートボールさくら組』など。フィギュアスケーターとしても活躍中。
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