東京六大学「蓋」野球2連覇中! 東大生たちが「キャップ野球」にかける、ゆるさと情熱の間にある青春 (5ページ目)

  • 小林 悟●取材・文 text by Kobayashi Satoru
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

【ゆるさと情熱の間にある青春】

 練習は水、木、金曜の週3回で、週末は試合や練習試合がある時も。一回の練習はだいたい2時間くらいでキャップ野球らしく根詰めることないスケジュールでやっているというのだが......。

「ゆるく楽しめるのがキャップ野球のよさだと思うんですが、始めてみると奥が深すぎて沼にハマってしまいます。最近、みんな練習に熱が入りすぎてしまって、いつの間にかゆるさがなくなっていることも(笑)」

 練習では「別の予定があるので」と途中で抜ける学生もいれば、体育館の使用時間ギリギリまでキャップを投げ、「もっとやりたい」と叫ぶ学生も。キャップ野球の青春は、ゆるさと情熱の間にあるのだろう。

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著者プロフィール

  • 小林 悟

    小林 悟 (こばやし・さとる)

    フリーライター。1981年、福井県生まれ。週刊誌『サンデー毎日』(毎日新聞出版)、『週刊文春』(文藝春秋)、『集英社オンライン』(集英社)などで食や暮らし、スポーツにまつわる話題を中心に執筆。

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