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フォルティウス・近江谷杏菜&小野寺佳歩対談 カーリング界の「名コンビ」はこうして生まれた (3ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・文 text by Takeda Soichiro

――以前、さまざまな場所で相撲をとるふたりの姿がSNSなどで話題になりました。最近は、そういったふたりだけの"ブーム"みたいなものはあるんですか。

小野寺 杏菜ちゃんが「(チームの)ふたりが白目をむいている奇跡の写真があった!」とか、チームのグループラインに送ってきたりして、それを加工してふざけあったりしています。

近江谷 最近も「何度見ても笑える!」みたいなのあったよね? なんだっけ?

小野寺『夢グループ』かな?

近江谷 あ~ッ! そうそう。でも(その話)伝わるかな?

小野寺『夢グループ』という通信販売の会社があるんですけど、私たちはそのCMのファンで、(CMに出ている)石田(重廣)社長と保科有里さん(所属アーティスト)のモノマネをしたりしていて。

近江谷 カナダ遠征の初日で、時差ボケ対策のためにみんながんばって起きている時だったかな。佳歩が石田社長役をして、アシスタントの保科さん役を(小林)未奈ちゃんがやって。

小野寺 ちょうど炊飯器の話をしていたんですけど、そこからなんとなくアドリブで始まって、炊飯器をプレゼンしました(笑)。

近江谷 そのモノマネがふたりともすごくリアリティがあって、「新たな才能を発掘してしまった!」という気分でした(笑)。

――その『夢グループ』炊飯器プレゼン"フォルティウス版"の動画をSNSなどで公開する予定はあるのでしょうか。

小野寺 う~ん......。だいぶ身内ネタなので(苦笑)。

近江谷 一応、考えておきます(笑)。

(つづく)◆日本のカーリング界は成長しているか>>

近江谷杏菜(おおみや・あんな)
1989年10月12日生まれ。北海道北見市出身。10歳でカーリングを始め、ジュニア時代から各大会で好成績を収める。2008年1月、チーム青森の正式な一員となって20歳の時に2010年バンクーバー五輪に出場。1998年長野五輪の日本代表だった父・好幸さんとの父娘での五輪出場を決めた。2014年から北海道銀行フォルティウス(当時)に加入。小野寺佳歩らとともに2度の日本選手権制覇(2015年、2021年)に貢献した。趣味は「韓国ドラマの流し見。今見ているのは『ペントハウス』です」。札幌のどうぎんカーリングスタジアム付近のお気に入りスポットは「もちろん『いわい珈琲』」。加茂川啓明電機勤務。Instagramはこちら>>

小野寺佳歩(おのでら・かほ)
1991年11月11日生まれ。北海道北見市出身。13歳でカーリングを始め、常呂中時代には現ロコ・ソラーレの吉田知那美や鈴木夕湖らとともに各大会で活躍。2006年日本選手権では3位入賞を果たした。一方で、七種競技などでインターハイ出場を果たすなど陸上選手としても奮闘。中京大学体育学部へ進学後は陸上とカーリングを両立し、2011年に新チームとして発足した北海道銀行フォルティウス入り。2014年ソチ五輪に出場した。趣味は筋トレで「最近はお尻からハム(ストリング)にかけて鍛えています」。札幌のどうぎんカーリングスタジアム付近のお気に入りスポットは「『ひだまり 月寒店』です。チームでよくランチします」。北海道電気保安協会勤務。Instagramはこちら>>

◆撮影協力:いわい珈琲

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