ビキニ選手REIKAのたゆまぬ努力「減量15キロ」「食事は餌」「月150本のパーソナル」 (3ページ目)
REIKAさんの理想は「強くてカッコいい女性」 photo by Yazawa Takanoriこの記事に関連する写真を見る── トレーニングやフィットネスは、肉体ばかりではなくマインドにもいいと聞きます。
「間違いないですね。外見が変わるのは当たり前ですが、内面もすごく変わるんですよ。ポジティブになれるし、トレーニングを終えるとみなさん元気に帰っていきます。
トレーニングは、健康はもちろん、その人の人生を豊かにしてくれるもの。それを私としてはもっと発信をしていきたいし、そのためにも大会で成績を残してアピールすることで、フィットネスやスポーツに興味がない人にリーチできたらなって思っているんです」
── それはいいモチベーションですね。
「実際、私のことをきっかけでトレーニングを始めた方もいらっしゃいますし、なかには80代の方もいるんですよ。何歳になっても、鍛えれば筋肉は応えてくれますし、裏切りません。私から与えるものもあるでしょうが、みなさんから得るものも多くて、本当にやりがいがありますね」
── きっといいエナジーをもらえるんでしょうね。では、ビキニの選手としての今後の目標は何でしょうか?
「今はアマチュアのトップなので、まずはプロになりたいと思います。今も海外の大会に参加していますが、プロになってより広い世界で活躍をしたい。
プロになるためには、まず『プロカード』を取得しなければいけないんです。大会の規模にもよりますが、各クラスで優勝した人が最後に競い合い、1枚くらいしか発行されない狭き門。来年2月にプロカードのかかった『マッスルコンテスト』という世界規模の大会が日本であるので、ここでしっかりと結果を出したいですね」
── それは楽しみですね。
「日本にはビキニのプロはあまりおらず、世界を舞台に結果を残している選手もいません。私としては、何とかそこをぶち抜きたいと思います」
── 身長174cmという日本人の枠には収まらないフィジカル。元トップアスリートのポテンシャルにも期待していますので、ぜひ世界を舞台に戦ってください。
「期待に応えられるようがんばります。いつまでも『強くてカッコいい女性』でいることが理想なので、唯一無二の存在になれるよう、これからもトレーニングしていきたいと思います」
<了>
◆オリンピック代表候補→レースクイーン→ビキニ選手・REIKAさんの昔と今(50枚)>>
【profile】
REIKA
ビキニ選手、フィットネスモデル、トレーナー。福岡県福岡市出身。セーリング競技で五輪特別強化指定選手に選ばれたのち、レースクイーンの道へ。その後、フィットネスの世界で頭角を表し、2019年のWBPF世界選手権で銅メダル獲得。2023年はマッスルコンテスト・ジャパン「女子ビキニの部170センチ超級」で優勝した。身長174cm。
著者プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
フリーランスライター。1972年生まれ。神奈川県川崎市出身、現在は鎌倉在住。『Sportiva』をはじめ『Number』『週刊ベースボール』『集英社オンライン』『週刊プレイボーイ』など、スポーツを中心に、政治、経済、サブカルチャーなど多岐にわたるジャンルで寄稿している。趣味はサーフィン、トレイルランニング
【写真】オリンピック代表候補→レースクイーン→ビキニ選手・REIKAさんの昔と今(50枚)
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