ビキニ選手REIKAのたゆまぬ努力「減量15キロ」「食事は餌」「月150本のパーソナル」 (2ページ目)

  • 石塚 隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi

ラウンドガールもやっていたREIKAさんラウンドガールもやっていたREIKAさんこの記事に関連する写真を見る── 競技としての難しさや、REIKAさんならではのアピールポイントは?

「やっぱり"魅せ方"というのも大事な審査基準なので、いくらいい身体を作ってもポージングが下手だと負けてしまうんです。ただ、私はレースクイーンやモデルを経験しているので、"魅せ方"の部分ではほかの人よりもアドバンテージはあるかなと思っています。これまで経験したすべてが糧(かて)になっている感じですね」

── なるほど。大会に向けて体重は最大どれくらい絞るのですか。

「大会の3~4カ月前から、だいたい15キロぐらいは落としますね。基本、1週間で1キロぐらいの計算です。でも、ただ体重を落とせばいいわけではなく、筋肉量は保ちつつできるだけ脂肪だけで落としていかないといけません。トレーニングと有酸素運動は週5回、ポージング練習は毎日。もちろんその間に自分の生徒達のセッションもやりながら」

── 食事の面はいかがですか? かなり制約があってきついと聞きますが。

「いや、私は全然きつく思わないタイプなんです。まあ、食事は餌というか、人間の食べ物を食べている感覚はないんですけどね(笑)。栄養のバランスやカロリーを考慮しながら、1グラムの狂いもなく計算をして自炊しています。

 減量スタートの頃はビーフとか食べますけど、最後のほうはやっぱり鳥のササミや白身魚になりますね。あとは水抜きしたり、塩抜きをしたり。年間を通してスケジュールを立てて、けっこう真面目にやっているんですよ(笑)」

── そうでなければ、その肉体を作り上げることはできないでしょうね。パーソナルトレーナーは何年くらい前から始めたのですか?

「5年くらい前なので、競技を始めて少し経った頃ですね。おかげさまでたくさんのお客さんがついてくれています」

── 月に150本ですものね。

「死にそうです(笑)。9割5分、女性のお客さんで、基本的には競技者ではなく一般の方を教えています」

── やっぱりREIKAさんは憧れられる存在なんでしょうね。

「ありがたいことに『トレーニングをがんばって、先生みたいになりたい』とおっしゃってくれる方もいます。目的は人それぞれで、ダイエットだけじゃなくボディメイクをしたい人、逆に体重を効果的に増やした人もいます。もちろんトレーニングが健康にいいのは間違いないですし、教えているみなさんをいい方向に導けたらなと日々がんばっています」

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