愛川ゆず季は「グラビア時代に売りだったバスト」を意地でも残すため「女性らしく筋肉をつけていく」トレーニングで身体を絞った

  • 石塚 隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 是枝右恭●撮影 photo by Koreeda Ukyo, 本人提供

「奇跡の40歳」愛川ゆず季さん・インタビュー後編

◆愛川ゆず季さん・前編>>「女性としては終わったな...」からのスタート

 40歳とは思えぬ「奇跡の美ボディ」で、フィットネスモデルの世界でグランプリを獲得した愛川ゆず季さん。その成功の裏には、並々ならぬ努力の日々があったという。

 グラビアアイドルとしての経験、プロレスラーとして学んだこと......すべてが彼女の糧(かて)となった。ステージ上で誰よりも「魅せる」ために、彼女が取り組んだこととは──。

◆「奇跡の40歳」愛川ゆず季さん・グラビア&プロレス&フィットネス写真(57枚)>>

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愛川ゆず季さんは今年5月でなんと40歳愛川ゆず季さんは今年5月でなんと40歳この記事に関連する写真を見る── 『ベストボディ・ジャパン』(以下、BBJ)は、いわゆる「ボディビル」のように筋肉の量やカットを前面に出すわけではなく、「健康美」や「スポーティーさ」というのが判定基準になるそうですが、どういった部分を求めてトレーニングしていったんでしょうか。

「私のなかでは、単に身体を絞りきって筋肉をつけるというよりも、『女性らしく筋肉をつけていく』ということを念頭にトレーニングしました」

── というと?

「しっかりと『胸』を残す。私はグラビア時代、バストが売りだったので、そこをしっかりと残しながら引き締まった身体を目指そうと思ったんです」

── なるほど。しかしトレーニングしていくと、脂肪がある胸は必然的にサイズダウンしてしまうのではないですか?

「もちろんそうなんですけど、そこはいろいろと方法を考えたんです。私の場合は筋トレとエステの両面から攻めていきました。時には胸にさらしを巻いてトレーニングして、意地でも残してやるって(笑)。『BBJ』日本大会に向けて、日本一に努力する人になろうって決めていたし、やれることは全部やろうって。

 もちろん通常のトレーニングよりも時間はかかるんですけど、時間さえかければ絶対にできる。ただその時、私も39歳でしたし、産後の身体ということもあったので、本当に頑張りました。最終的に胸もちゃんと残すことができましたしね」

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