瑞原明奈がふたりの子どもを育てながらMリーガーを続けられる理由。「お金は説得力になる」 (4ページ目)

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

---- Mリーガーは最低年俸が400万円に設定されていますからね。そこから3年が経ちましたが、現在は基本ワンオペに戻っているんですか?

「そうですね。今は子どもがふたりとも幼稚園に通っているので、日中に自由時間も増えましたし、割とバランスが取りやすくなっています。もちろん、夫の協力もあります。Mリーグ1年目を乗り越えたことで、夫もできることが増えて育児レベルがグンと上がったんです。それもあって、いろいろお願いしやすくなっていますね」

---- 夫に育児や家事を手伝わせたいお母さんは麻雀をやったほうがいいですね(笑)。

「麻雀じゃなくてもいいですけどね(笑)。ただ、必要に迫られたらやるんだな、と思いました。夫は、ひとり目の頃はお米の炊き方もわからないタイプだったので、私が何でもしなきゃという感じだったんですけど、Mリーグに参加するようになって、いざ夫がやらなきゃいけない状況になったら、できるようになるものなんだなと思いました」

(後編につづく)

【profile】
瑞原明奈(みずはら・あきな)
1986年11月19日生まれ、長崎県佐世保市出身。早稲田大学を卒業後に一般企業に就職するも、結婚をきっかけに退職。2014年に日本プロ麻雀協会でプロ雀士となる。翌年、妊娠・出産を経て、2017年に最高位戦日本プロ麻雀協会に移籍。2019年、Mリーグのドラフト会議にてU-NEXT Piratesから指名を受けてMリーガーとなる。

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