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カーリング女子日本代表・藤澤五月の才能とは? 元チームメイト市川美余「技術面でも押し引きのバランスがすごい」  (2ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 要するに、優れた分析力と言語化の能力が求められるのですが、石崎さんはもともとそういったことに長けていて、経験に裏打ちされた説得力があります。日頃の活動から、チームがほしい適切なタイミングで、最適なアドバイスをしてくれるのではないでしょうか」

――確かに石崎さんがチームに加わったことで、ロコ・ソラーレの安定感がさらに増したような気がします。

「五輪を2度、しかも氷上とコーチボックスとの両方で経験している方なので、他の選手たちにとっては非常に心強いでしょうし、難しい表現になってしまいますが、ロコ・ソラーレの北京での滞在と戦いにおいて、"邪魔にならない"貴重な存在だと思います」

――「邪魔にならない」というのは、よくわかるような気がします。

「たとえば、初五輪という子をフィフスに抜擢したとすると、どうしても他の4選手はその子のケアをしないといけない、と感じると思うんです。でも、石崎さんは経験も豊富でオリンピックの雰囲気や過ごし方も熟知しています。他の選手に気を遣わせることがないでしょうし、ストーンチェックに対する信頼も置けます。その分、4人は氷上に集中できますから、石崎さんが加入したメリットはかなり大きいと思います」

世界最終予選を突破し、2大会連続の五輪出場を決めたロコ・ソラーレ。再びメダル獲得はなるか。photo by ANP Sport/AFLO世界最終予選を突破し、2大会連続の五輪出場を決めたロコ・ソラーレ。再びメダル獲得はなるか。photo by ANP Sport/AFLOこの記事に関連する写真を見る――最後に"日本のエース"藤澤五月選手について聞かせてください。一緒にプレーしていた市川さんから見て、ズバリ、どういう人ですか。

「とにかくカーリングが好きで、カーリングに対して、ずっと真面目に向き合っている選手です。初めて会った時からそうですし、今もそれは変わっていません」

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