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ISSEIがパリ五輪で目指すのは金以上のやばい存在。「多くの金メダリストがいる中で一番目立つ」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

「B-BOY(ブレイクダンスをする男性)には、一匹狼の人がいたり、シャイな人がいたり、すごくこだわりが強い人、たとえば『それは違うっしょ』『それ、だせえっしょ』という人が結構います。でもFOUND NATIONには『楽しいことしようよ』という気さくな感じの人が多いですね。僕はチームの先輩から伝統やカルチャーを受け継いできているので、トラディショナルなものもやるし、偏った意見はないですね」

 そんなFOUND NATIONには、ISSEIにとって掛け替えのないメンバーがいる。
 
「KOSÉ 8ROCKSにも所属している、Ryo-spin(リョウスピン)は、3歳から友達なんですよ。九州男児Jr.もその2人から始まったんです。チームも組んでいたし、毎日顔を合わせていたので、弟より会っている時間は長かったですね(笑)。ライバルだったこともあり、高校の頃はすごく仲が悪かったんですが、今は僕の家で動画を見ながら、二人で手を組んで、『これからは二人で2on2に出ようぜ』ってエモイことやってます(笑)。そんな仲間たち一人ひとりが僕にとっては大切なんです」

 親友のRyo-spinをはじめ、FOUND NATIONのメンバーたちはその高いコミュニケーション力を生かして、YouTubeチャンネル「FLAVA JAPAN」などを通して、ブレイクダンスを楽しく知ってもらう活動を続けている。その一役を担うISSEIに、まだブレイクダンスを知らない人たちに向けメッセージをもらった。

「まず、好きなキャラクターを見つけてほしいですね。ブレイクダンサーは、それぞれ少しずつ特徴が違っていて、KOSÉ 8ROCKSの中でも、ゲームみたいにキャラクターがいっぱいいるんですよ。スピードがある人、テクニックがある人、パワーがある人......。全員違う顔があるので、その中で一人か二人、好きなキャラクターを見つけてほしいんです。

 技名は知らなくてもいいです。KOSÉ 8ROCKSはブレイキンというイメージを覆すようなショーケースをいっぱい作ってきたし、これからも作っていこうと思っていますので、まずはそれを見てほしいです。面白いなと思ってくれたら、検索してみてほしい。

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