カーリング中部電力の北澤育恵&中嶋星奈。名コンビが互いの素顔を暴露 (2ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

――初めてやったカーリングは楽しかったですか。

中嶋 楽しかったですね。とくにデリバリー。石を投げるというより、スライダーをつけて、氷の上を滑るのが楽しくて、それだけで満足していました。

――北澤選手は、いつからカーリングを始めたのでしょうか。

北澤 中学校2年生の冬から、中学校3年生の春にかけての時期です。もともとは新体操をやっていたんですけど、その先も続けるなら、(地元・長野県の)松商学園高校や伊那西高校のような、家からはちょっと遠い高校を選ばなければいけないんですよ。それで、いろいろと考えている時に、軽井沢スポーツ少年団のカーリングチームができて、その1期生として母経由で誘いがあって、(カーリングを)始めた感じです。

――それから1年もしないで、2011年の日本ジュニア選手権で6位。その後、中嶋選手が加わって、2012年大会が6位、2013年大会では準優勝という好成績を残しました。急成長できた理由はどういった点にあったと思いますか。

北澤 やっぱり指導者がよかったんですかね。モロちゃんとヤマちゃん(山口剛史/SC軽井沢クラブ)がコーチでした。

――未来のオリンピアンですからね。具体的にどんなことを教えてもらったか、覚えていますか。

北澤 う~ん......全然、記憶にないですね。アハハ(笑)。でも、その時に指示されたことを守っているうちに、基本が身についた感じなので、感謝しています。

――中嶋選手についての第一印象はいかがでしょう。何か覚えていますか。

北澤 今はこんなにうるさいですけど、最初はすごく地味だったんです。赤縁のメガネをかけて、髪の毛もしっかり縛っていて。

中嶋 イクべぇ(北澤)も、当時は猫かぶっていたんですよ。男女合わせて10人ちょっとのメンバーがいたんですけど、最初は(お互いに)全然喋っていませんから。

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