2018.01.31

強いぞ、スマイルジャパン。
「強豪に全勝」の力は五輪でも炸裂するか

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao 築田純●撮影 photo by Tsukida Jun

 アイスホッケー女子日本代表、通称スマイルジャパンがドイツとの2連戦に続き、チェコとの2連戦にも連勝し、4戦全勝で平昌五輪に向けた壮行試合を締めくくった。

 世界ランキング7位のドイツ同様、チェコもランキング8位と、9位の日本からすれば格上の相手。五輪出場を逃したことで、10代の選手が半数を超えるような若手主体のチームではあったが、チェコを平昌五輪の1次リーグ第2戦で対戦する仮想スイスと見立てていたことを考えれば、勝ち切れたことに意味があったといえるだろう。

壮行試合4連勝で、平昌五輪に弾みをつけたスマイルジャパン 1-0と勝利した1月28日の第1戦では、日本は終始アタッキングゾーンでプレーしながら、相手GKの好守もあって、第3ピリオドまで1点が奪えず、攻撃の手詰まり感が目についた。

 第1戦を踏まえて前日にスコアリングエリアでの動きを再確認した30日の第2戦では、開始59秒でFW久保英恵(35歳、SEIBUプリンセスラビッツ)が先制点を奪うと、その18秒後にもFW高涼風(たかすずか/21歳、道路建設ペリグリン)が決めるなど、序盤からペースを握って4-1で快勝した。

「1ピリの頭に2点を先制できたのはよかった。とくに久保さんが決めた1点目のサイドから流したパックに中央で合わせる形は練習通り。(ドイツとの2連戦を含めた)4試合でいろいろなシチュエーションを経験できたことで、あらためて自分たちが五輪でどう戦うべきかを確認できました。まだ、仕上がりは100%ではないが、80%くらいまではきている」

 4戦を通じてキレのある動きを見せたFW米山知奈(26歳、道路建設ペリグリン)はこう振り返り、チーム状況が上向きつつあることを強調した。