北国だけじゃない。アイスホッケー
日本一決定戦は都内でやっています! (2ページ目)
当然、反則を犯した側は少ない人数で戦わなければならず、試合は大きく動く。人数の多い方を"パワープレー"、少ない方を"キルプレー"と呼ぶように、何ともシュールな光景だが、この間、奇跡的な逆転などエキサイティングな場面が見られる可能性が高い。
アイスホッケーの試合は各20分の3ピリオド制で行なわれ、合間には15分の休憩が入る。それらすべてを合わせても2時間ほどで終了するため、ファンにとっては前後のスケジュールも立てやすい。
このように観戦向きのスポーツでありながら、なかなか人気拡大につながらなかった理由のひとつに、場所的な問題が挙げられる。
現在、日本で行なわれているプロのアイスホッケーは2003年に創立されたアジアリーグのみ。日本から4チーム、韓国から3チーム、ロシアから1チームの計8チームによるホーム&アウェーの総当り4回戦が行なわれ、その後、5位までに入ったチームによるプレーオフで王者が決定するのだが、日本の4チームの本拠地は苫小牧(王子イーグルス)、釧路(日本製紙クレインズ)、栃木(H.C.栃木日光アイスバックス)、八戸・郡山(東北フリーブレイズ)と、いずれもファンが気軽に行ける場所ではない。
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