2017.12.15

北国だけじゃない。アイスホッケー
日本一決定戦は都内でやっています!

  • 山岡則夫●文 text by Yamaoka Norio

 スポーツファンの間でアイスホッケーが話題にならなくなってから久しい。1970年代から80年代にかけて、王子製紙や西武鉄道、国土計画、雪印などらが中心となって頻繁にテレビ中継されるなど隆盛を極めたが、その後は徐々に衰退。1998年の長野五輪や、2004年に木村拓哉がアイスホッケーに情熱を注ぐ青年を演じたドラマ『プライド』(フジテレビ系列)が放送されたときは再び人気に火がついたようにも見えたが、結局はそれも一瞬の灯(ともしび)だった。

全日本選手権は8チームのトーナメント方式で開催される「氷上の格闘技」と言われるアイスホッケーは、体でぶつかる”チェッキング”がある程度許されているため、他のスポーツに比べてボディコンタクトが激しい。だが、基本的にはサッカーやバスケットボールと同じような点取りゲームである。もちろん、ルールに違いはあるが、得点までのチャンスメイクや組織的なディフェンスなど、戦術的なな一面もある。つまり、タフさだけでなく、スマートさも兼ね備えた競技と言える。

 また、アイスホッケーには大きな特徴がひとつある。選手が反則を犯した場合、その内容によってある一定の時間、退場を課せられることだ。しかも退場を命じられた選手は”ペナルティボックス”という部屋に入れられ、ある意味”見せしめ”を受ける。2分間のマイナーと、5分間のメジャーという2つのペナルティが基本だが、場合によってはそれ以上の時間、退場を命じられることもある。