アイスホッケー女子は「意外なメダル候補」。美しきFWが決意を語る (3ページ目)

  • 宮崎俊哉●取材・文 text by Miyazaki Toshiya
  • たかはしじゅんいち●写真 photo by Takahashi Junichi

 平昌オリンピックの世界最終予選でチームは実力を発揮。今年2月、北海道で行なわれた世界最終予選で3戦全勝をマークしている。その後のヨーロッパ遠征、国際試合などを通しても、平昌へ向けてしっかり手応えをつかんでいるようだ。

「スピード感も上がっていて、4年前と比べたら間違いなくレベルアップしています。チームの雰囲気もよく、キャプテンに任せるだけでなくて全員が積極的に考え、行動し、チーム・ビルディングを心掛けるようになりました。今は上の選手から若手までみんながドンドン意見を言っています」

 今、スマイルジャパンは新しい戦術にチャレンジしている。味方が相手を押さえている状況なのか、相手にキープされている状況なのか。しっかり判断して、味方が押さえたと思ったら、すぐに反応してパックを奪いにいき、攻撃につなげるシステムだ。

「これまでより、かなり上の判断力とスピードが要求され、間違えたり、速くサポートできないとゴール前で相手の選手をフリーにしてしまいますが、これを全員が身につけたら攻撃力がアップし、自分たちは1段上へいけると信じています」

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