驚異の太ももパワーで五輪メダルにまっしぐら。女子自転車・梶原悠未 (2ページ目)

  • たかはしじゅんいち●文・撮影 text & photo by Takahashi Junichi

 もともと小さい頃から水泳に打ち込んでいた梶原は、筑波大付属坂戸高校に入学後、教師に勧められて自転車競技に転向した。すると、わずか1年後の2014年、全日本選手権ジュニアに出場して、ロードレース、タイムトライアルで優勝。高校3年生で出場した翌年の同大会でも連覇を果たす。

 ジュニア日本代表として走ったアジア・ジュニア選手権では、ロード、タイムトライアルを含めて5種目で優勝する離れ業を演じ、ジュニア世界選手権にも出場した。水泳から転向してすぐにこれだけの結果を残せたのは、よほど自転車競技が梶原に向いていたのだろうか。

「基礎体力や上半身の体幹は、競泳によって培われたものが活きていると思います。自転車競技では体幹とハム、スプリント力ではハンドルを引きつける上半身の筋力も大切です。
でも、私の一番の強みは自分で考えて練習メニューを組み立てて、それを実行できることです。もともと努力することが好きで、きつくて苦しい練習を楽しめるんですね。その練習の結果がついてきているのだと思っています。

 あと、自転車競技は頭脳戦なところもあるので、頭を使って作戦や戦術を考えて走るのは得意です。とにかく自転車はスピードがすごい。自分の身体だけでは出せないスピードに乗った競技は、やるだけでなく見ていてもとても魅力的で、迫力があります」

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