陸上女子400mで躍進中の21歳、青木アリエの意外な素顔「のんびり自分のペースでできる冬期練習が一番好き(笑)」
青木アリエ インタビュー後編
前編では、陸上競技をとおして多くのことを学び、経験した2025年を振り返ってもらった。後編では、青木アリエとはどんな選手なのか。陸上を始めたところから、現在に至るまでをあらためて聞いた。
>>前編「陸上を嫌いになりかけた2025年を語る」
自分の性格から陸上に対する思いまで語ってくれた青木アリエ photo by Naozumi Tatematsuこの記事に関連する写真を見る
【すぐに結果が出始めた400m】
父親は日本とペルーのハーフで、母親はイタリアとペルーのハーフだった青木アリエは、ペルー生まれ、静岡県育ち。陸上を始めたのは浜松市立舞阪中学校の時だった。
「中学校は部活に必ず入らなければいけなくて、5歳年上の姉がバレーボール部で団体競技は大変そうだなと思っていたのと、小学校の時から運動会ではちょっと速い女の子みたいな感じだったので、自分のペースでできる陸上部に入ることにしました」
中学時代にメインで走っていたのは100mと200m。3年では100mと200mで全日本中学選手権に出場して、ともに予選敗退。自己記録は12秒38と25秒79。同年中学ランキングは52位と94位だった。
静岡市の東海大付属静岡翔洋高に進むと、1年生では100mと200mのほかに、マイルリレーも走っていたが、2年生からは個人の400mを始めるようになった。
「高校1年生の冬合宿で少し体力がついてきたので、顧問の先生に『400mもやってみる?』と言われて始めました。最初はきつくて、嫌だなという気持ちも少しありましたが、高校では100mから400mまで全員が同じ練習だったので、『まあ1回400mのレースに出られればいいな』くらいの考えでした」
実際に始めてみると、1年生の11月に初めて走った時は1分01秒48だった記録が、2年生で最初に走った静岡中部地区大会の予選は56秒59で、決勝も56秒58で走り優勝。次の静岡県大会も56秒40とタイムを伸ばして優勝すると、東海地区大会5位に入った。その権利で出場したインターハイでは、予選と準決勝で55秒4台を連発して決勝で6位。
「タイムが特別にすごいわけではなかったけど、400mに取り組み始めて数カ月で全国6位になったこと、高校2年生になると、3年生以外で全国大会に出てくるのが私ともうひとりだけだったから、期待されるようになりました。
今はマシになりましたが、元々メンタルが弱くて試合の2週間前ぐらいから『どうしよう』と不安になっちゃうし、体調にも出やすいタイプなんです。正直、ピリピリとした大会の雰囲気があまり得意ではなくて、のんびり自分のペースでできる冬期練習が一番好きなぐらいです(笑)。
当時、プレッシャーを感じすぎた結果、3年になってからはケガを繰り返し、体重も増えてしまい、いい形でシーズンインもできず、ダラダラと陸上をやっていた感じでした」
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