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東京パラで初採用、パラテコンドーと
パラバドミントンってどんな競技? (4ページ目)

  • 荒木美晴●取材・文・写真 text&photo by Araki Miharu

■パラバドミントン

パラバドミントンの魅力について語った豊田まみ子選手と今井大湧選手パラバドミントンの魅力について語った豊田まみ子選手と今井大湧選手 パラバドミントンは大きく分けて車いすの部と立位の部があり、それぞれ障がいの度合いによってクラス分けされている。車いすはWH1とWH2、立位の下肢障がいはSL3とSL4、上肢障がいはSU5、低身長はSS6にカテゴライズされる。

 車いすと下肢障がいのSL3クラスはシングルスを半面コートで戦う。コートが狭くなる分、ラリーが続き、前後の揺さぶりで勝負する駆け引きは見どころのひとつだ。また、全面で戦うSL4と上肢障がいのクラスは、何といっても健常者にも勝るとも劣らない速いステップ、男子のトップ選手になるとスマッシュの初速が300~400kmにもなるスピード感に目を奪われる。

 一般のバドミントンと同様に、パラバドミントンもアジアで盛んだ。これまでは、アジアパラ競技大会と世界選手権が世界二大大会とされ、パラリンピックの実施競技に採用されることは長年、関係者の悲願だった。パラリンピックという大きな目標ができたことで、より競技に専念できる環境を整える選手が増えている。

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