【月刊・白鵬】横綱が語る、稀勢の里の横綱昇進と時天空との別れ (3ページ目)
さて、初場所が終わったあと、第7回目となる『白鵬杯』が両国国技館で開催されました。
7回目を迎えた『白鵬杯』。未来ある少年たちが白熱した戦いを見せた『白鵬杯』というのは、日本の子どもたちをはじめ、モンゴル、中国、タイ、韓国、アメリカ(ハワイ)の子どもたちも参加する少年相撲大会です。今年は、およそ1200名、150チーム近いチームがエントリーしました。
日本のチームは、全国各地の相撲道場の他、安美錦関、里山関、琴奨菊関、妙義龍関、豊ノ島ら現役力士たちも、つながりのある子どもたちでチームを結成して参戦。さらに、二子山親方(元大関・雅山)、時津風親方(元幕内・時津海)、西岩親方(元関脇・若の里)といった親方衆も、チームを率いて出場してくださいました。
もちろん、私が率いる白鵬チームも出場。小学2年生から中学3年生まで24名の選手たちが、元気のいい相撲を取ってくれました。どの選手も精一杯の戦いを見せて、負けてしまった選手は泣きじゃくり、土俵を下りても涙が止まらない様子でした。その姿を見て、とても感動しました。力いっぱい相撲を取ることの大切さを、改めて痛感させられましたね。
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