【月刊・白鵬】長男初の武者修行に、横綱が「親バカ」になる (2ページ目)

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

 さて、本場所や地方巡業などが開催されない6月は、各力士がいろいろな活動ができる時期です。

 横綱・日馬富士をはじめ、大関・照ノ富士、前頭二枚目の宝富士ら関取衆が多数所属する伊勢ヶ濱部屋は大阪府で、稀勢の里、高安らが所属する田子ノ浦部屋は香川県で長期合宿を実施。それぞれ、大勢の見学者が来場して湧いていたようですね。

 合宿などで体を鍛え直す力士がいる一方で、負傷していたり、古傷を抱えていたりする力士は、この期間を利用して治療に専念しています。

 また、昨年に引き続き、ファンの方々と一緒に船旅をする『大相撲クルーズ』が今年も行なわれました。そこでは、横綱・鶴竜らがあらゆるイベントを盛り上げて、ファンのみなさんを喜ばせたそうです。

 そんな中、私は毎年恒例となっている田植えをしに北海道滝川市に行ってきました。今年は初めて、次女の美羽紗(みうしゃ)も同行。これまで水田などは見たことがないと思うのですが、彼女も生き生きと田植えを楽しんでいました。戸惑うことなく、せっせと田植えをする姿には、ちょっと驚きました(笑)。

 その最中、バスケットボール好きが縁で名誉監督を務めさせてもらっている、北海道拓殖短大バスケットボール部のメンバーとも1年ぶりに再会してきました。北海道では、広い大地と澄んだ空気を存分に堪能することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

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