【インタビュー】美しきヒロインの素顔~守屋美穂(ボートレース) (3ページ目)
脊山 さて、ご自身の話に戻りますが、守屋選手の強みはどこですか?
守屋 これといった強みがないんですよ。精神的に弱いし、スタートも遅いし、旋回力もないし......。「これが自分の"売り"です!」というものを早く見つけたいですね。
脊山 でも、今日も「美穂! 美穂!」と、いちばん声援が飛んでいました。かなりの人気者で注目度はすごく高いです。
守屋(注目されるのは)これまで、ずっと戸惑いがありました。こうやっていろいろなメディアに取り上げてもらうのもそうなんですが、「なんで私なんかが......」と思っていました。でも、最近はすごくありがたいと思っています。注目されることでプレッシャーはありますが、その分、がんばらなければいけない、ファンの期待に応えなければいけない、という励みになりますから。だからこそ、その人気に負けないくらい、強い選手になりたいと思っています。
脊山 目標にしているものはありますか?
守屋美穂(もりや・みほ) 1989年1月20日生まれ。岡山県出身。B型。父親に勧められてボートレーサーを目指す。高校時代に体力作りのためにウエイトリフティング部に入部。3年生のときに重量挙げ48kg級で全国大会優勝を飾る。その後、ボートレーサー養成学校を経て、第101期生として2007年11月にデビュー。同年12月に初勝利を飾ると、以来着実に成績を上げて、2011年、A級に昇格。現在はA2クラス(最上級はA1。以下、A2、B1、B2)で活躍している。守屋 いちばんは『女子王座』(女子選手の最高峰のレース『女子王座決定戦』)を獲りたいです。本当に自分の実力以上に注目されている気がするので、それを上回るだけの結果や成績を残したいと思っています。
脊山 ボート以外の目標というか、夢はありますか?
守屋 う~ん......。
脊山 結婚のことは考えたりしますか?
守屋 30歳くらいまでにはできたらいいな、と思いますね。
脊山 普段、出会いとかあるんですか?
守屋 まったく、ないですね。昨日も、他の選手たちとお風呂場で「出会いがないよねぇ」なんて、ちょうど話をしていたところなんですよ(笑)。
脊山 同じボートレーサー同士なら、出会う機会も多いと思います。
守屋 ボートレーサーの男子選手って、早くに結婚される方が多いんですよ。だから、「いいなぁ~」と思う人がいても、ほとんど結婚しています(笑)。
脊山 もし結婚されたら、ボートレーサーは辞めますか?
守屋 辞める理由が見つからないです。辛かったり、苦しかったりすることはいっぱいありますが、その分、レースで1着になったときの喜びなど、うれしいことが数倍になって帰ってくるんです。仕事として、ボートレースにすごく魅力を感じているので、ずっと続けていきたいと思います。
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